眠れないので書く

研究者見習い

力尽きたときはそのときで

研究を中心に世界が回っていた3ヶ月が終わる。

この90日、表向きはただただ淡々と朝から晩までラボに居続けていただけだ。しかし私の内面は研究によって大きく揺り動かされ、私は家で一人で泣き、ラボのトイレで泣き、ポスドクの前で泣き、人に大いに八つ当たりした。それはそれは、醜い、日々だったように思う。

良いことももちろんあったが、「何だかんだいい3ヶ月だった」と一言で済ませられるほど楽観的な毎日ではなかった。

今後の人生を歩む中でこの3ヶ月を振り返れば、きっと「何故あのときあんなちっぽけな研究で苦しんでもがいていたのだろう」と感じると思う。

しかし私は思い詰めていたし、いっぱいいっぱいだったし、自分のちっぽけな研究が学生生活そのものだった。決して正しくも美しくもないが、純化された毎日ではあったと思う。

この先、人生は複雑さを増していく一方だ。就職活動もあれば、資格試験もある。1年後には働き始めるし、自分より自分以外のことを考える時間が多くなっていくだろう。

だから、この醜く純化された、もう二度と戻ることのない日々を、何となくこんな下らない文章にして、記録したいと思うのだ。感情はあっという間に色褪せて、きっと思い出せなくなってゆくから。

タイトルはスピッツの「スパイダー」より。LIVEでの勢いよく駆け出すようなイントロが好き。歪んだ疾走がスピッツに似合う。

新年度からは諸々を両立して精一杯頑張ろう。

 

 

このままで君はいいのかい?

人は少し休むだけで随分と穏やかな気持ちになれるものだなぁと実感する。

ここ最近帰宅後即就寝の日々だったので、こうして早めに実験を終えこたつでスピッツを聴きながらQBを解いたりしていると、ここ最近の焦燥感は何だったのかと思えるほどである。

今日は眠りの奥深く 逃げ込んだりしなくていい

というフレーズを思い出す(「晴れの日はプカプカプー」より)。

残念ながら休んだところで現実は変わらないし、これからまた細胞たちとにらめっこして一喜一憂(実際のところは一喜三百五十憂くらいだが)の生活に戻っていく。

まぁでもたまには良いではないか。

 

この前はそれどころではなくて30/50のDVDの感想を書いていなかったが、「波のり」にこんなにはまると思っていなかった。ガチャガチャとしたイントロ・Aメロから急に雲が晴れたように雰囲気が変わり、「むかえにいくから~」が始まる。ここが好きすぎて何度も聴いてしまう。クージーのコーラスとタンバリンも素晴らしい。

もちろんその後の「ロビンソン」→「猫になりたい」→「楓」→「夜を駆ける」の流れが贅沢過ぎることは触れるまでもないことだ。

タイトルはスピッツの「波のり」より。前後の歌詞との繋がりの分からない、ポンと放り込まれた行き先不明のこのフレーズ。何となく問いかけられているように感じてしまうこの頃。

 

削れて減りながら進む あくまでも

「自分へのごほうび」という言葉が昔から嫌いだった。自分で自分のことを褒めるなんて馬鹿みたいだと、本当に頑張ったなら他者から評価されて然るべきだから、自分で褒める必要なんてないじゃないかと。

残念ながら最近この言葉が微妙に「わかる」ようになってしまった。自分なりに精一杯努力していると思っても、上には上がいる。今の私の頑張りでは努力とも呼べない。さらにこの世界、行った実験の量に相当する成果なんて得られるはずがないのだ。こういう状況ではさすがに誰からも褒められないし、結果を出している人からの労いは皮肉としか受け取れない。

「私は自分なりに頑張ったが、力及ばなかった。それでいいじゃない。もっと努力するしかなかったんだ。」と簡単に割り切れればどんなに良かっただろう。残念ながら割り切れず余りが出てしまった私は、評価されることなく消えようとする自分の「頑張り」を惜しみ、人に八つ当たりし、そして気付いてしまう。「結果が出せなかった人間は結局自分で自分を褒めるしかない」ということに。

しかし、ここで私は、まだまだ自分へのごほうびを用意するには早い、と強がりたい。こんなに大げさに書くほど頑張っているかと言われると疑問だし、まだ時間もわずかに残っている。自分を労うことなく、人から労われることを期待することなく、自分にとって最大限の努力をしていくしかない。(こんな駄文を書いている暇があったら論文一本でも読め、という話である。)人と比べず、淡々と頑張ろう。何だかんだ、私は実験や研究が好きだから。

 

これでもしダメだったら、コンビニで小さなケーキでも買って、スピッツのDVD見つつ泣きながら食べて、結果の伴わなかった実験たち(と予算)の弔いをして、お世話になった人たちに感謝して、「これもやむなし」と思おう。そして次の日から真面目に国試の勉強でもしよう。

 

タイトルはスピッツの「夢追い虫」より。30/50のDVDの素晴らしさに支えられる日々。

言葉ははかない

スピッツ30/50ツアーが全日程終了したということで、遅ればせながらライブの感想を書こうと思う。

セットリストは以下の通りであった。

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醒めない
8823
涙がキラリ☆
ヒバリのこころ
ヘビーメロウ
冷たい頬
君が思い出になる前に
チェリー
さらさら
惑星のかけら
モリーズ・カスタム
エスカルゴ
ロビンソン
猫になりたい

夜を駆ける
(座敷犬のうた)
日なたの窓に憧れて
正夢
運命の人
恋する凡人
けもの道
俺のすべて
1987→

ハチの針
恋のうた

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醒めない→8823で早くもライブ終盤の盛り上がりとなる。そこからベストアルバム収録の曲が続く。どの曲も何かしら思い入れはあり、夢中になって聴いていたものの、何か癖が足りないような、世間一般の「さわやかなスピッツ」のイメージが前面に押し出されているような感じがしてもやもやしていた。

流れが変わったと思ったのはさらさらのイントロ。ライブ音源を持っているはずなのに何故か非常に鮮烈だった。背景などの演出の効果もあったかもしれないが、数万人が次の曲を固唾を飲んで待つ、張りつめた空気の中で始まるあのイントロは、生演奏でしか味わえないものだったと思う。

いつも気にしていたいんだ 永遠なんてないから

泣きそう。

その後の惑星のかけら→メモリーズ・カスタムと普段あまり聴いていない曲が続いたが、こんなにカッコイイと思わなかった。テンションが上がった状態でエスカルゴ…良かった…。(DVDではここは波のりになっていると思われるので、それも楽しみだ)

少し長めのMCが入り、後半一曲目はロビンソン。色褪せない旋律にうっとりし、次は何だろうと思ったら…。

gyao.yahoo.co.jp

今私はこのライブ集の10番を聴きながらこのしがない感想文を書いているのだが、どうしてこうも「猫になりたい」のイントロは人を感傷的にさせるのだろう。間違いなく、今回のライブのハイライトは、ここにあった。この曲を聴くためにはGOスカに行くしかないと諦めていただけに…泣きそう(2度目)。

その後も楓→夜を駆けると贅沢過ぎて目が回る流れが続き、ゆるいMCの後、ライブは一気に終盤へ。1987→はこのツアーのための曲といっても過言ではない。それをその場で聴けるなんて、私はなんて幸運なスピッツファンなのだろう…。

アンコールは昨年のライブで聴けなかったハチの針と、今のスピッツになるきっかけとなったと言われている、恋のうた。

きのうよりも あしたよりも 今の君が恋しいから

ライブという刹那的なきらめきにふさわしい、最後の一節だった。

もう一度行きたい…。

 

ということで現実に戻り、10月も実習と実験を頑張ろう。学生生活残り少なくなってきたが、進捗・成果を人と比較して嘆いていても仕方ない。一瞬一瞬で自分が可能な範囲の力を出していくしかないのだ。

 

タイトルはスピッツの「猫になりたい」より

 

 

どこかに光があるもんだ

待ちに待ったライブが近づいてきたのでセットリストを予想してみよう(25曲という数はFESTIVARENAを参考にした)

  1. ホタル
  2. ハチミツ
  3. ナナへの気持ち
  4. ヘビーメロウ
  5. ハチの針
  6. ロビンソン
  7. 旅の途中
  8. オパビニア
  9. 夕焼け
  10. 歌ウサギ
  11. 冷たい頬
  12. アパート
  13. 群青
  14. スピカ
  15. 恋のうた
  16. TRABANT
  17. スターゲイザー
  18. 夜を駆ける
  19. スパイダー
  20. 俺のすべて
  21. 1987→
  22. サンシャイン
  23. 放浪カモメはどこまでも

メジャーな曲を多めにしたので5曲くらい被るのではないだろうか!

タイトルは夏らしくスピッツの「ナンプラー日和」より

どんなに上手く行かなくても、光を探して淡々と頑張るしかないのだ。

鮮やかに明けそうで

7月5日発売だったのにこれまで時間が作れず、ようやく2006-2017のベストを購入することができた。新曲3つの内2曲がYouTubeで公開されていたため、「歌ウサギ」を聴きたいがために買ったようなものだったが、これが本当に良かった。

イントロからして泣きそうだし、Cメロも美しい…。「清々しい堕落」というフレーズが変わらないスピッツを感じさせる。渚など今までの曲を思い起こさせる言葉があったり、1987→に繋がる歌詞もあちこちにちりばめられたりしていて、何度も何度も聴いてしまう。

ということで是非ライヴで聴きたいなぁと思っている次第である。 

研究の方は相変わらず出口の見えないトンネルの中だが、夜明けを目指して腐らず頑張ろう…。

タイトルはスピッツ「歌ウサギ」より

蒼くて涼しい水槽の部屋

ヘビーメロウのMVがついに公開されたので毎日聴いている。確かな未来がいらないのがスピッツなのだ。いつもそう…。

6月も半ばとなり「水中メガネ」が沁みる季節になってきた。作詞は松本隆だが、ゆらゆらと浮き上がるような出だし・切ないサビ・ひっそりとした終わり方、何もかもが好きだ。Chappieバージョンも味わい深くておすすめ。

4月以降全てにおいて驚くほどに進捗が無いので頑張らなければ。このままでは学生生活が無になってしまう。

タイトルは「水中メガネ」より。真夏の夜、冷房のよくきいた部屋で電気を落としてこの曲を聴くとき、何より私を寂しくさせる一節。