眠れないので書く

研究者見習い

力尽きたときはそのときで

研究を中心に世界が回っていた3ヶ月が終わる。

この90日、表向きはただただ淡々と朝から晩までラボに居続けていただけだ。しかし私の内面は研究によって大きく揺り動かされ、私は家で一人で泣き、ラボのトイレで泣き、ポスドクの前で泣き、人に大いに八つ当たりした。それはそれは、醜い、日々だったように思う。

良いことももちろんあったが、「何だかんだいい3ヶ月だった」と一言で済ませられるほど楽観的な毎日ではなかった。

今後の人生を歩む中でこの3ヶ月を振り返れば、きっと「何故あのときあんなちっぽけな研究で苦しんでもがいていたのだろう」と感じると思う。

しかし私は思い詰めていたし、いっぱいいっぱいだったし、自分のちっぽけな研究が学生生活そのものだった。決して正しくも美しくもないが、純化された毎日ではあったと思う。

この先、人生は複雑さを増していく一方だ。就職活動もあれば、資格試験もある。1年後には働き始めるし、自分より自分以外のことを考える時間が多くなっていくだろう。

だから、この醜く純化された、もう二度と戻ることのない日々を、何となくこんな下らない文章にして、記録したいと思うのだ。感情はあっという間に色褪せて、きっと思い出せなくなってゆくから。

タイトルはスピッツの「スパイダー」より。LIVEでの勢いよく駆け出すようなイントロが好き。歪んだ疾走がスピッツに似合う。

新年度からは諸々を両立して精一杯頑張ろう。